整体とマッサージの違い①
1つ目の違いは【目的】です
一般的に誰でも手軽に行われているマッサージは
硬い筋肉の緊張をほぐし、
血流を促進してリラックスする事で
身体の緊張を緩和し、心のリフレッシュ、あるいは疲労の回復を促す事が目的ですが
整体の目的は
身体の関節構造や骨格バランスにアプローチし、骨や関節の位置や動きを調整する事で
身体全体のバランスを正常化させ慢性的な痛みの解消や姿勢や関節の歪みの改善を行い
健康的な状態を維持することです。
整体とマッサージの違い➁
2つ目の違いは【施術方法】です。
マッサージは、手や器具を使って身体に刺激を加えることで
筋肉や腱、皮膚などに刺激をいれる手技療法で
一般的なマッサージは
手の平や指を使って揉みほぐしたり、肩叩きや親指での指圧のように
強い力で深部に刺激を入れる方法や、軽く皮膚の表面をさするような軽擦法
などがあります。
一方、整体の施術方法は
マッサージ同様、手を使った手技が中心ですが
関節や骨格や神経も調整などを行う為に、沢山のテクニックが考案、改良されており、
施術者であればほとんどの人が知っているような代表的なものだけでも
・筋膜リリース
・ディバーシファイド
・ガンステッド
・ローガンベーシック
・トムソン
・アプライドキネシオロジー
・内臓マニュピレーション
・PNF
・マッケンジー
・AKA
・SOT(仙骨後頭骨テクニック)
などがあります。
上記のテクニックは代表的なもので、これらの技術がさらに改良されたり
応用されたりする事で、ここでは書ききれないほどの施術方法があり
それぞれのテクニックにはメリット・デメリットがありますが、その時の身体の状態や施術者の技術レベルに合わせて使い分けされます。
整体とマッサージの違い③
3つ目の違いが【持続力】です。
マッサージの場合は
筋肉の緊張やストレスを緩和して、心身のリラックスを促す事で
血流を改善する事で、一時的なリラクゼーションやストレス解消をする事ができますが、比較的その効果の持続時間が短く、根本的な原因改善つながる事は少ないです。
一方、整体の持続時間は
身体の根本的な問題に対してアプローチする為に
回数を重ねて骨格や姿勢が根本的に改善されてくるにしたがって
長期的な効果を維持できるようになることが多く
骨格のバランスや動きが改善される事で、日々の生活が送りやすくなることも多いです。
また、身体が気持ち良く動くことで、全身の調和が取れ、神経の働きも改善する事で心身のバランスが整えられ、ホルモンの分泌が正常化されることで、長期的な心身の健康を維持する事も可能になってきます。
以上の3つがマッサージと整体の違いになってきます。
また「マッサージ」と「整体」 お勧めする人を簡単に紹介すると
【マッサージの場合】
ストレスや緊張が溜まっていて誰かに指圧してもらいたい場合や
肉体的な疲労や疲れがあって身体の筋肉がパンパンに張ったり固まっているような場合に、循環を改善することで寝つきやすくする。など
身体の軽度な不調を一時的になんとかしたい場合や、精神的な癒しやリラクゼーションを主に求めているにはマッサージをお勧めします。
【整体の場合】
〇姿勢の悪さや歪みが気になる人
〇なかなか時間や日にちが経っても慢性的な身体の痛みや違和感が改善しない人
〇スポーツや運動をしている人で筋肉のバランスを整えたい人など
持続的なストレスや緊張によって日常生活に影響がでたり、心身の不調が改善されない場合などには整体をお勧めします。
また、「運動やストレッチなどが忙しくて中々継続が難しい人」や「日々の努力が自分だけではなかなか続かない人」などの身体のメンテンナンスや、健康を維持向上させたい人などにも整体がおすすめです。
以上のことから、整体とマッサージは、その時の目的に合わせて選ぶことで自分に合った施術を受ける事ができます。