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岡山の顔面神経麻痺治療 | 岡山駅徒歩5分のさくら整骨院

ある日突然、顔の片側が動かしにくくなったり、ゆがみが出たりすると、とても不安になります。

病院で「経過観察」と言われても、口元やまぶたの動きが戻らず、日常生活に支障を感じる方も少なくありません。

さくら整骨院では、薬やリハビリだけでは届かない神経の伝達ラインや血流、身体の構造のバランスにアプローチし、回復力を最大限に引き出す施術を行っています。


顔面神経麻痺の主な原因

顔面神経の炎症や圧迫 → 顔の片側が動かない、口角やまぶたが下がる
頸椎や顎関節の歪み・筋緊張 → 顔の動きが悪くなる、首こりや頭痛を伴うことも
ストレスや自律神経の乱れ → 麻痺の回復が遅れたり、症状が悪化


つらい顔面神経麻痺を改善したい方へ

薬やリハビリだけに頼るのではなく

「神経・血流・姿勢」を根本から整えること

で、麻痺の回復を目指し
顔の表情が自然に戻ることで、日常生活の不安やストレスから軽減され、笑顔のある生活を取り戻しましょう。

顔面神経麻痺 

顔面神経麻痺とは?

ある日「あれ?顔が…おかしい」と気づく。

これが顔面神経麻痺です。

多くの場合、何の前触れもなく突然やってきて。
数時間から48時間という短い時間で症状がピークに達し
「昨日まで普通だったのに…」という戸惑いと不安に包まれます。


なぜ顔が動かなくなるのか?

顔の表情をつくる筋肉は

脳から出る第7脳神経(顔面神経)が支配していますが
この神経がさまざまな理由で障害されることで

笑顔がつくれない

まぶたが閉じない

食べ物が口からこぼれる

言葉がうまく発音できない

といった症状が現れてくるのです。

顔面神経麻痺は、単なる「顔の問題」ではなく

神経・血流・骨格・姿勢・ストレスなど
全身の影響が複雑に絡み合って起こる症状なのです。


「末梢性」と「中枢性」のまったく違う2つのタイプ

顔面神経麻痺

顔面神経麻痺には、大きく分けて2つのタイプがあります。
見分けポイントは「額が動くかどうか」

末梢性麻痺「顔全体が動かない」

特徴として、額のしわも寄せられない

  • まぶたが完全に閉じない
  • 口角が下がる
  • 片側顔面全体の表情筋が麻痺
  • 涙が出ない、唾液が少ない、味がわからないなどの症状も

【代表的疾患】

Bell麻痺 → 最も多い

ラムゼンハイト症候群(耳に激痛と水疱)

 

中枢性麻痺「額は動く」

中枢性特徴として「額のしわは寄せられる」という特徴があり

  • 口角下垂のみが目立つ
  • 脳梗塞や脳出血、脳腫瘍による場合が多い
  • 緊急対応が必要なサイン

中枢性の場合は、脳の病気が原因となって神経麻痺が起こっている可能性があるため
「額が動くかどうか」を確認することは非常に重要です。


顔面神経麻痺の主な種類

Bell麻痺「特発性顔面神経麻痺」

「なぜか突然、顔が動かなくなる」

今の発達した医学でもまだ原因ははっきりしていませんが
ベル麻痺は主に単純ヘルペスウイルスの再活性化が関与すると考えられており

「ストレス」「疲労」「冷え」「免疫力の低下」などがきっかけで
体内に潜んでいたウイルスが神経を攻撃し炎症を引き起こします。

顔面神経麻痺の約70〜80%がこのBell麻痺です。


ラムゼイ・ハント症候群「帯状疱疹性顔面神経炎」

「耳が激痛!そして顔が動かない」

この場合の神経麻痺は「帯状疱疹ウイルス」が原因で

耳介や外耳道に水疱が出現

激しい耳痛・顔面麻痺が特徴で、Bell麻痺よりも症状が重く予後も悪い傾向があります。


その他の原因

外傷性・腫瘍性麻痺 → 耳下腺腫瘍、側頭骨骨折など

ダニ媒介感染症とされる「ライム病」

ギラン・バレー症候群関連

脳卒中による中枢性麻痺

なども顔面麻痺を引き起こす原因となります・


「顔が動かない」だけじゃない、隠れた症状

顔面神経麻痺

 


食事がまともにできない 
→ 口から食べ物がこぼれる

人前で笑えない → 表情が作れず、誤解される

目が乾いて痛い → まぶたが閉じず、角膜が傷つく

味がわからない → 舌の味覚も障害される

音が異常に響く → 内耳の筋肉麻痺による対音過敏

こうした症状は

本当にこの症状が改善して元の生活にもどれるのか?

という大変、大きな精神的な負担や社会生活への不安をさらに大きくします。


なぜ、回復に時間がかかるのか?

顔面神経麻痺の多くは自然回復するケースもありますが
実際には完全に元通りにならないケースも少なくなく

その理由としては

  • 神経の炎症・圧迫が長引く
  • 血流やリンパの循環が悪い
  • 頭蓋・頸椎・顎関節の歪みが神経を圧迫し続ける
  • 表情筋のバランスが崩れ、筋萎縮が進む

といった局所だけでなく全身の機能が崩れていることが回復を妨げている可能性があるのです。


顔面神経麻痺の生理学的メカニズム

顔が動かなくなる

「なぜ、突然顔が動かなくなるのか?」 「なぜ、回復に時間がかかるのか?」

その答えは「神経・循環生・筋の生理学に」あります。


神経の信号が届かない理由

【顔面神経の構造と機能】

顔面神経は、混合神経と呼ばれる神経で

  1. 運動線維:表情筋を支配
  2. 副交感神経線維:涙腺・唾液腺の分泌調整
  3. 味覚線維:舌前2/3の味覚
  4. 感覚線維:外耳道・耳介の感覚

感覚・運動・自律神経が含まれる神経線維なんです。

 

【神経の走行経路】

脳幹(橋)→ 内耳道 → 側頭骨内の顔面管 → 表情筋

この狭い骨管がすべての問題の中心


神経の伝達の基本

正常な神経伝達

  ↓

  1. 脳からの信号が神経線維を伝わる:活動電位
  2. 神経末端でアセチルコリン「神経伝達物質」が放出し筋肉の受容体が反応
  3. 筋収縮 → 表情が作られる

麻痺時に起こっていること

  ↓

神経線維の脱髄:ミエリン鞘の破壊
軸索の圧迫・虚血 → 神経伝達物質の放出障害
活動電位が筋肉まで届かない → 「麻痺」


神経が「窒息」するメカニズム

ウイルスの活性化と免疫応答

ヘルペスウイルス

単純ヘルペスウイルスの活性化

潜伏感染:多くの人が子供の頃に感染し神経節に潜伏しており
再活性化のきっかけ:潜伏していたヘルペスウイルスがストレスや疲労などにより活性化活性化したウイルスが神経への入ウイルスが顔面神経に感染

炎症反応の連鎖

  1. ウイルス感染 → 免疫細胞が神経周囲に集まる
  2. 炎症性サイトカイン放出
  3. 血管透過性の亢進 → 血液成分が組織に漏れ出す
  4. 神経周囲の浮腫

骨管内で圧迫

顔面神経は直径1〜2mmの狭い骨管を通ります。

浮腫が起こることで神経が膨張することで骨管内のスペースが狭まってしまい神経が骨壁に圧迫されます

圧迫による障害は

  1. 機械的圧迫軸索の変形
  2. 脱髄ミエリン鞘の破壊
  3. 軸索変性神経線維そのものの損傷

を引き起こします。

虚血と酸素不足

虚血

神経は高代謝組織と呼ばれ、 酸素グルコースが常に必要としています。

虚血による影響

  【ATP産生の低下】

  • ナトリウム・カリウムポンプが機能しない
  • 活動電位が生成できない

    【イオンバランスの崩れ】

  • 細胞内にカルシウムが流入
  • 細胞死のカスケードが始まる

  【活性酸素の発生】

  • 神経細胞の酸化ストレス
  • 膜構造の破壊

回復の鍵を握る脱髄と軸索の損

神経障害の程度分類

I度損傷

  • 一時的な伝導ブロック
  • 軸索は無傷、ミエリン鞘の軽度障害
  • 回復:数日〜数週間
  • 予後:良好

II度損傷

  • 軸索の連続性は保たれる
  • ミエリン鞘の損傷
  • 回復:数週間〜数ヶ月
  • 予後:比較的良好

Ⅲ〜Ⅴ度損傷

  • 軸索断裂・神経断裂
  • 神経再生が必要
  • 回復:数ヶ月〜年単位
  • 予後:不良〜完全回復困難

神経再生のメカニズム

ワーラー変性

軸索が損傷すると損傷部位より末梢側が変性します。

  1. 軸索の断片化
  2. マクロファージによる貪食(掃除)
  3. シュワン細胞の増殖
  4. 再生軸索の誘導路形成

軸索の再生速度

  • 1日あたり約1〜3mm
  • 顔面神経の長さは約15〜20cm
  • 完全回復まで数ヶ月かかることも…

血流の生理学「神経への栄養供給」

顔面神経麻痺

顔面神経の栄養血管

顔面神経への血流は以下の血管系から供給されます。

  1. 内頸動脈系:脳幹の神経核へ血液供給
  2. 外頸動脈系:顔面管内の神経へ血液供給
  3. 椎骨動脈系:脳幹への血液供給

血流障害の影響

→ 神経への酸素供給低下

→ グルコース不足

→ ATP産生障害

→ 神経機能の低下 による麻痺の悪化

頸椎の歪みが血流に与える影響

椎骨動脈

頸椎横突孔を通り、回旋・側屈で圧迫されやすいことで脳幹への血流低下を引き起こす

内頸動脈

頸部の筋緊張で圧迫され頭蓋内への血流低下。

外頸動脈

顔面への血流を主に行い筋緊張・姿勢で神経に大きな影響を与えます。

結果として…..

脳幹・顔面神経への栄養供給の低下は神経の浮腫・炎症の長期化し回復が遅延します。


筋の生理学「使わない筋肉は萎縮する」

廃用性萎縮

神経の電気信号が途絶えた筋肉は急速に萎縮していまいます。

「筋萎縮が起こるメカニズム」

【神経からの刺激消失】
筋肉への神経インパルスが届かない状態に

筋タンパク質の分解亢進
ユビキチン・プロテアソーム系の活性化とオートファジーの増加(お掃除)が起こり

筋線維の細胞化
筋線維径の減少することによる筋力の低下

線維化・脂肪化
長期化すると筋肉が硬くかたまってしまい完全回復が困難になることも

症状進行の流れ


1〜2週間 → 
筋力低下開始

3〜4週間 筋萎縮が明確になりやすい

3ヶ月以上 線維化の進行

 


神経筋接合部の変化

顔の神経麻痺

正常時

神経末端からアセチルコリン放出し、筋肉の受容体(ニコチン受容体)が反応することで筋が収縮

麻痺時

アセチルコリン放出の停止によって受容体の感受性変化

→ 受容体数の増加 

→ 脱神経過敏による異常な筋収縮パターン

→ 後遺症の原因

循環の生理学「リンパの重要性」

リンパ循環と浮腫

神経周囲の浮腫を取り除くには「リンパの流れ」が最重要

リンパの役割

  1. 組織液の回収
  2. 炎症物質の除去
  3. 免疫細胞の運搬

リンパの流れが悪くなる原因

筋肉の不活動 → ポンプ作用の低下

頸部の筋緊張 → リンパ管の圧迫

姿勢の歪み  → リンパ節の圧迫

これらの結果として神経周囲の浮腫が取れず
炎症が長期化することで回復が遅れます。

 

生理学から見た顔面神経麻痺

顔面神経麻痺は複数の生理学的メカニズムが複雑に絡み合って起こります。

  • ウイルス再活性化   → 炎症 → 浮腫
  • 骨管内での圧迫    → 虚血 → 脱髄・軸索損傷
  • 血流・リンパ循環障害 → 栄養不足・浮腫遷延
  • 筋萎縮 → 廃用性変化  → 回復困難
  • 自律神経の乱れ    → 血流低下 → 悪循環
  • 頭蓋・頸椎の歪み   → 神経・血管圧迫 → 回復遅延


生理学的メカニズムに基づいたアプローチ

顔面神経麻痺 治療

顔面神経麻痺は、「顔面神経そのものの炎症・浮腫・圧迫」という局所的問題に見えますっが、実際は中枢から末梢までの神経伝達・循環・膜張力の不均衡が複雑に関与しています。

これらの神経生理学的・血流生理学的メカニズムを踏まえ全身調整を行うことで
早期の症状の改善を図ります。


1.神経伝達系へのアプローチ

顔面神経は、脳幹の「橋」から出て、頭蓋内・側頭骨内を通過し表情筋へ至ります。
この経路のどこかで圧迫・緊張・虚血が生じるこおtで神経の伝達が阻害され、電気信号が途絶えてしまうのです。

🔹施術ポイント

  1. 後頭骨・側頭骨・蝶形骨の調整、顔面神経が通る「顔面管」の物理的緊張を緩めます。

  2. 上位頸椎(C1〜C3)の可動性改善により、脳幹レベルでの神経伝達機能を整え
    軸索輸送の再開を促し、「神経の再生」「神経筋伝達」の正常化をサポートします。


2.循環と酸素供給

顔面神経は、極めて代謝の高い組織です。炎症や浮腫が起こると酸素供給が途絶えるとATP産生が低下しやすいので、この「虚血→代謝低下→脱髄→機能低下」の悪循環を断つために、頭頸部の血流・リンパ循環を改善することが重要です。

🔹施術ポイント

  1. 鎖骨下静脈・内頸静脈・頸動脈鞘のリリースにより、頭蓋内の静脈還流とリンパ流を促進。

  2. 胸郭入口や第1肋骨の可動性の改善により、脳からの還流経路を改善。

  3. 血流改善によって神経細胞の酸素化と代謝修復を加速させます。


3.自律神経系の再調整

顔面神経の炎症はストレス反応によっても悪化します。脊髄レベルと頭蓋レベルの自律神経反射弓整えることで副交感神経の働きを回復させます。

🔹施術ポイント

  1. 頸椎・胸椎(C7〜T3)に対するソフトタッチで、交感神経節の過緊張を緩和。

  2. 後頭下筋群と迷走神経周囲のリリースで、副交感神経トーンを高めます。

  3. これにより、血管拡張・免疫応答・神経修復の生理的プロセスを活性化。


4.筋膜・構造連鎖の調整

顔面神経の枝は、表情筋・咬筋群・顎関節・舌骨筋群など
複雑な筋膜の構造の中を走行していますので
神経機能の回復には、筋膜張力を整えることが不可欠です。

🔹施術ポイント

  1. 咬筋・側頭筋・広頸筋・胸鎖乳突筋のリリースで、神経経路のストレスを除去。

  2. 側頭骨と下顎骨の動的リレーションを回復し顎関節内圧と神経走行を最適化。

  3. 結果として表情筋群の再活動化・左右差の軽減を図ります。


5.中枢連関の回復

施術の中では末梢の動きだけでなく中枢神経との協調性もアプローチします。
顔面神経への血流や膜張力の変化は、頭蓋底や延髄の緊張状態と密接に関連するのです。

🔹施術ポイント

  1. 後頭骨—環椎(C0–C1)間の調整で延髄の機能的圧迫を軽減。

  2. 頭蓋全体のテンションバランスを整えるクラニアル・アプローチにより脳脊髄液の拍動性流動を促進。

  3. 神経核レベルの代謝環境を整えることで顔面神経の出力回復をサポートします。

回復のために必要なこと

顔面神経麻痺からの回復には神経の再生を待つだけでなく
神経が回復しやすい「環境」を全身で整えることが何より大切です。

早期からの適切な対応

発症後すぐに、神経への圧迫やストレスを減らし
血流とリンパの流れを改善することで
回復のスピードと質が大きく変わってきます。

神経は「待つ」だけでは回復しない

「神経の再生には時間がかかります。」
しかし、ただ待っているだけでは

周囲の筋肉が萎縮してしまい
血流が滞ってしまうので神経への栄養が届かないまま
回復が遅れてしまいます。

全身からのアプローチが回復を加速させる

顔面神経麻痺 整体

当院では、顔面神経麻痺に対して局所だけでなく全身の構造、循環、神経の働きを整えることで、神経が持つ「回復する力」を最大限に引き出すサポートをしています。

「あきらめないでください!」

ある日突然顔が動かなくなって
「もう治らないかもしれない」と不安な毎日を過ごされている方も多いと思います。

しかし、神経は時間をかけて再生する力を持っています!
そして、その回復を妨げている要因を一つずつ取り除いていくことで

「改善の可能性は大きく広がります」

顔面神経麻痺でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの回復を全力でサポートいたします。

 

 

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