岡山のマタニティ整体 | 岡山駅徒歩5分のさくら整骨院
「長く立っていると腰の下のほうがズーンと重くなる」
「お腹が張りやすくて、座ってても苦しい」
「寝返りのたびに恥骨や骨盤のあたりがピキッと痛む」
そんなマタニティ期の体の不調にお悩みではありませんか?
妊娠中はホルモンの変化や体型の変化により、姿勢・呼吸・血流・自律神経のバランスが大きく変化します。その結果、腰痛・恥骨痛・むくみ・頭痛・睡眠の質の低下など、さまざまな不調が現れやすくなります。
さくら整骨院のマタニティ整体
当院では、妊娠初期〜後期までの体の生理的変化をもとに
オステオパシーの理論に基づいた安全でやさしい施術を行っています。
骨盤・脊柱・胸郭の動きを整え、呼吸と循環がスムーズに行われるようサポート。
体への負担を最小限にしながら、「母体と赤ちゃんが安心して過ごせる環境づくり」を目指します。
妊娠中の不調を安心して整えたい方へ
妊娠という特別な時期だからこそ、体の状態を丁寧に把握しながら、整えていきましょう。
出産まで快適に過ごせるよう、あなたとお腹の赤ちゃんのためのケアを提供します。
妊娠中は、今まで普通にできていたことが急にしんどく感じたり、「腰痛」や「足のむくみ」、「恥骨痛」など、予期せぬ不調に悩まされ整体に関心を持つ方も多いかもしれません。
しかし、妊娠中の体はホルモンの影響や胎児の成長によってとてもデリケートに変化していきますので、整体は先生の正しい知識と配慮がなければ、かえって負担をかけてしまうこともあります。
そこで今回は 「妊娠中でも整体を受けていいのか?」 という疑問に答えつつ、安心して受けるためのポイントを分かりやすく解説していきます。
不安な時はまず確認!
妊娠のなかでも、安定期と呼ばれる時期までの妊娠初期は
特に「流産」のリスクを心配される方は非常に多いのではないでしょうか?
こういった自分だけではない胎児のことを考えて、「整体」はもちろん「食事」や「運動」あとは普段、何気なく服用される「かぜ薬」や「痛み止め」まで多くの方が、自身の身体に気を配られています。
ですから、そのような時期に「整体」を受けるとなれば
自分の身体は「整体を受けても大丈夫」なんだろうか?と
不安を持たれることはごく自然な感情でもあります。
また、整体を受けると言っても
「現在、すでに通院中なのか?」
「整体を受けている整骨院はマタニティ対応できるのか?」
もしくは「一度も整体を受けたことがなく初めて受診するのか?」
によっても、安心感は大きく違ってきます。
また「妊娠高血圧」や「糖尿病」などのの持病があるケースは、いくら身体が痛い、辛いからといっても、不安を持たれる方も多いのではないかと思います。
ですから、大なり少なり整体を受けることに不安がある方は
まず、かかりつけの医師に一度確認し医師の了承を得ることで、安心して整体を受けるようにしましょう。
実際、整体を安心して受けることは
「安心して受けられる場合」と「不安なまま緊張して受けられる」のでは身体に改善率に大きな違いとして現れます。
整体を受けることに、全く不安がない方であれば問題ないですが
気持ちの中で「不安」があり、「一度医師に相談したほうが良いかも?」と思われる方は
安心して整体を受ける為の準備が重要です。
当院でも通院中の患者さんから
→「妊娠したんだけど整体受けても良いですか?」と言ったご質問や
お問い合わせいただいた患者さんから
→「妊娠◯ヶ月なんですけど、整体受けても大丈夫ですか?」というご質問がありますが
当院では、まずは「整体を受けることに不安はありますか?」とお聞きし
→「いや、全然ないです」という方であれば、ご案内を差し上げますが
少しでも不安があるようであれば
「一度かかりつけの医師にお話してみてから、決められててもイイと思いますよ」
とお伝えしています。
そして、不安のある方のほとんどの人が一度医師に相談されお医者さんの指示で判断されます。
指示についてはお医者さんによってそれぞれで
「無理のない整体なら大丈夫だと思いますよ」ということもあれば
「今の身体の状態では受けない方がいい」と言われたなどさまざまですが
整体を受ける前の不安がある方は、まずは一度医師に相談することをオススメします。
妊娠(マタニティ)に対応できる整体を選ぶ
妊娠中の体は、時期によって
- 体重が変化します
- ホルモンの分泌が変化します
- 関節や靭帯も柔軟性が変化します
- 重心が変わります
- お腹の腹腔圧と、胸部の胸腔圧が変化します
こういたことから妊娠中特有の症状や、体調の変化が現れるますので
まずは、こういった妊娠から出産に向けての知識基礎備えていることは
最低限のポイント。
また、妊娠中の身体に無理をかけず施術を行えるかは非常に重要です。
ただし、マタニティの方でも一定の割合で「痛いくらいの刺激じゃないと改善しないのでは?」と
思われている方がいらっしゃいますが、痛い施術でなくても身体は改善していきますので
「強い圧」や「強すぎる施術」は避けてください。
あと、
当院では妊活中の患者さんから「妊活中に整体をしてもいいの?」という質問もお受けしますが
マタニティ整体とどうように、身体に無理をかけて施術を行うわけでなく
妊娠以前から、身体を子どもを授かる良い状態にしておくことは非常に重要ですので
信頼できる先生がいるようであれば、是非、普段から身体を整えてもらっておきましょう。
母体の変化
妊娠初期(1〜12週)

妊娠初期と呼ばれる12週まではhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)と呼ばれるホルモンの分泌で胎盤形成が進む時期で一般的に「つわり」と呼ばれる症状が現れます。
特にhCGは妊娠4週ごろから急激に上昇し、8〜11週でピークに達しやすいので
ちょうどこの頃に、つわり(妊娠悪阻を含む)症状が最も強く出やすくなり
逆に妊娠12〜16週ごろからhCG濃度は徐々に低下し
それに伴いつわりも自然に軽快するケースが多いことから
このhCGの分泌濃度とつわり症状の時期的な一致から、hCGとつわりには強い関連があると考えられています。
実は、hCGがつわりを引き起こす直接的なメカニズムはまだ明確に解明されていないのですが
①hCGが副交感神経や胃腸ホルモンに作用し
胃の排出能を遅らせることで 「 胸やけ・吐き気」を誘発したり
②hCGがTSHと呼ばれる(甲状腺刺激ホルモン)と形が似おり
甲状腺を刺激することで「動悸・発汗・倦怠感・吐き気」を誘発している場合や
(実際、つわりが強い人では甲状腺機能亢進が見られるケースもあります)
③hCGやそれに伴って上昇するエストロゲンが延髄の嘔吐中枢を刺激しすることで、吐き気を引き起こす。と言われおり
hCG値が高い妊婦さんほどつわりが強い傾向があるとされていますが、症状には個人の体質や他のホルモンとの関連もあるので
hCGが高い=必ず強い症状が出る わけではなく症状の出かたには個人差があります。
また妊娠初期(1〜12週)は胎児の成長は大きくみられないものの
ホルモンの影響で肋間筋や横隔膜の柔軟性が増し、呼吸がやや深くなります。これにより、胸腔内の圧力が若干増加し、横隔膜の動きが滑らかになることで
通常、妊娠初期は普段「肩こり」「首こり」などがある人が
肩こり症状が楽になることが多くあるのもこの時期です。
ですから、この妊娠初期は安定期と呼ばれるタイミングまでは
お問い合わせいただく方もたまにおられますが
「つわりによる体調不慮」
「流産の心配」
といったことから、元々、信頼できる先生のところに通院されている方でなければ
多くの方が、症状があっても自宅で安静にして安定期まで様子をみられることがほとんどです。
妊娠中期13~27週
この頃になてくると、つわり症状が落ち着き始め
「リラキシン」というホルモンの分泌がピークになる時期です。
このリラキシンと言われているホルモンこそ身体を柔らかくする主要なホルモンで
妊娠8〜12週に分泌量が最大となり12〜14週頃はそのままピークを維持。
その後、15〜27週は徐々に分泌量が低下していきながらも
関節や骨盤周囲の緩みは維持されて
妊娠28週〜出産前まで分泌量が低値で推移しながらも関節の柔軟性は維持され
出産するための為に、靭帯や関節が柔らかくなっている身体が維持されるようになっています。
また妊娠中期以降は胎児が大きくなっていくために
子宮が大きくならないといけないので
先ほど前述した「hCG」と「リラキシン」の影響もありますが
エストロゲンとプロゲステロンというホルモンの分泌によって子宮が大きくなっていく準備が開始されます。
これは、胎児の成長に伴い、子宮が上方に膨らむことで腹腔の圧力が増加し
内臓が圧迫され、胃や腸の位置が変化し胃の上部が圧迫されることで胃もたれの症状が現れたり。
子宮が膨張することにより横隔膜が上方に押し上げら胸腔内の圧力が増し
呼吸が浅くなり交感神経が優位になることで、胸郭の硬さが増強し肩こり首こりが起こりやすくなります。
また呼吸が浅くなることで、酸素不足を感じ心拍数上昇することで妙に疲れやすいと感じたり
時には動悸が現れることもあります。
この時期は稀に自律神経のスイッチの切り替えが困難になり、夜の寝る時間の時に副交感神経優位へ移行しにくくなることでの不眠や寝つきの悪さなど症状が出てくることがあります。
またこの時期の姿勢変化として腹部が膨張することにより
重心が前方に移動することで腰椎の前弯が強くなり、反り腰の姿勢が増加します。
この姿勢変化は、腰の筋肉や靭帯に負担をかけ
骨盤底筋や腹筋バランスが変化し、腰痛・恥骨痛が発症する可能性が高まります。
また胸郭後傾・肩甲骨内転 → 上体が後ろに傾きやすくなることで肩甲骨周りや背中の筋肉に負担がかかり、さらに呼吸が浅くなりやすくなります。
ただ、まだこの時期は出産までに、まだまだ日にちがあるので
関節や靭帯は段々と弛みはじめてくる時期ですから
この妊娠中期の時期に、積極的に骨盤周囲や、下肢の整体を行ってしまうと
「元々、予定されていた」弛みスピードよりも早く弛んでしまう可能性があるので
腰部、下肢の施術は必要最小限にとどめ
痛みが消失する最低限の回数と刺激の強さで症状を改善していきます。
妊娠後期28週〜出産まで
この頃になってくると胎児の発育もかなり進んでき
発育にともなった、母体の変化もさらに急激に進んできます。
ですから
妊娠初期から中期にかけてのようにホルモンの分泌も突然が大きく変化するわけでなく
これまでの流れをなだらかに維持しつつ、胎児の成長に合わせて母体も胎児の変化に適応しやすくなっています。
しかし、いくら変化に適応しやすくなってきたと言っても胎児の成長によって、子宮はさらに膨らみ、腹腔内の圧力が最大になり、内臓はさらに圧迫されるので
時には、排尿困難などの症状が現れたり
胸腔内圧と、腹腔内圧が高まることで下半身の血流やリンパの流れが滞り
むくみやこむら返り、下肢のだるさといった循環器系の不調が起きやすいのも妊娠後期の特徴です。
妊娠の重心の変化について
妊娠による重心の変化は、姿勢の安定性や歩行パターンにも影響します。
重心が前方への重心移動は胎児の成長により腹部が前に出ることで体はバランスを取ろうとして、腰椎前弯や膝の軽い屈曲が起こりますので足底の圧力分布の変化も起こり
これまでなかった「足の疲労」や「むくみの悪化」「足底痛」も出ることがあります。
マタニティ整体
マタニティ整体については、当然ながら母体の状態に配慮しながら
身体に負担のないように身体を改善していかなければなりません。
具体的には
①骨盤や仙腸関節の調整による「腰痛・股関節痛・恥骨痛」を緩和・改善
②背骨や肋骨の可動性を保つことで、呼吸や循環をサポートし自律神経を整えて交感神経優位の状態を改善
③胎児の成長とともに、横向きの肢位に変えていくなど母体の変化に合わせた施術
④強い刺激を使うことなく、患者さんに優しい施術で胎児への負担を最小化しながら、母体の回復力を最大限に引き出す。
といったことが重要になってきますが、やはり一番重要なことは、マタニティにたいする詳しい知識と、整体を受けるにあたっての「安心感」です。
体調の変化を最優先にする
妊娠中は日々体調が変化します。整体を受けるときは、専門家のアドバイスも参考にはなりますが、自分の体の状態を最優先に考えてください。
例えば
「体調が優れない日は無理に施術を受けない」
「施術中に違和感や痛みがあればすぐに伝える」
「施術後は無理をせず、ゆっくり横になって休む」
といったことを心掛けましょう。
マタニティ整体は実は、妊娠初期から出産までのどの時期であっても可能ではありますが
あくまでもご自身の体調を優先することは非常に重要ですし
何か不安や心配なことがあれば、施術前や施術後だけでなく
施術中であっても、その度、先生に伝えていくようにしましょう。
専門家の先生は、当然ながら、その時期その状態に合わせた施術をしてくれるとは思いますが、
妊娠中は自身の感覚を大事にすることも非常に重要です。ご自身の変化や心境を伝え、適切な施術をしてもらうことで、安心したマタニティ整体をしてもらいましょう。








